天然苦土肥料

 真夏日が続く青森県津軽地方。昨日から黒石ねぷたまつりが始まり、夏本


番といった感じです。


 昨夕は弘前市で行われた、第6期りんご剪定士会の総会に参加してきまし


た。3月の終了・認定式以来約4か月ぶりの仲間との再会です。今年産のり


んごの事や近況など色々話せて、またお酒も美味しく楽しいひと時でした。


 今朝は早朝より、前日3回目の草刈りを終えたばかりの園地へ、“キーゼ


ライト”というドイツの天然鉱床から産出される苦土肥料を撒きました。

これは、私がりんご栽培を始めてから長年続けているもので、狙いは大きく


2つ、光合成の活発化とリン酸の吸収です。リン酸はりんごの着色や糖度な


どに関係するもので、りんご園に過剰に蓄積されている事が多く、土中で移


動しにくいため、これを上手く活用させたいという考えです。着色目的でリ


ン酸の液肥をスピードスプレイヤーで葉面散布する方も多いですが、私は自


然の摂理で根から吸収される方が良いのではと考えています。出来る限り自


然に近い、また活かした栽培をしていきたいです。