今年を振り返りますと、何といっても「東日本大震災」、そしてりんご業
界では、昨年の猛暑により平成時代では台風19号の被害に次ぐ大減収に見舞
われ、自然の恐ろしさを痛感した年となりました。
病気になって健康のありがたさに気付く様に、りんごの大減収や風評被害に
より、土づくりから販売まで今まで以上に力を入れて取り組んだ気がしま
す。
うちのりんご園でもでも減収でしたが、人工授粉をしたおかげで比較的肥大
が良く、あえて“葉とらず”で栽培して食味の向上にも努めました。味に一
番影響するのは、やはりその年の天候。今年は夏場の降雨量がかなり少なか
った事が、蜜入りが良く甘めに仕上がった要因でしょう。しかし、どのよう
な天候でも、剪定をはじめとする技術である程度カバーしていかなければな
りません。
今年度産のりんごは、おかげさまで完売いたしました。どうもありがとうご
ざいました!来年はまたどのような年になるのか分かりませんが、「りんご
は高級品というイメージではなく、いつも食卓にりんごがある生活」をコン
セプトに、美味しくて安心・安全なりんごをお届けしたいと思います!
それでは皆様、良いお年をお迎えください。