無情な自然

 3月11日発生の地震から1週間が経ち、被害の全容が明らかになってき


ました。マグニチュード9.0、東北・関東大震災東日本大震災と呼ぶべ


き甚大な被害をテレビや新聞等で目にすると、目をそむけたくなる様な現実


がそこにあります。


 こちら青森県津軽地方は、1晩停電したものの、電気・ガス・水道・電話


などが使える状態です。燃料や食料の一部が売り切れたりしていますが、東


北の太平洋岸に比べればその位という思いです。


 今朝のりんご園は冬の冷え込みで、雪面に太陽が反射して眩しく輝き、何


か自然の無情さを感じました。

また、被災地でも冷え込み、雪が情け容赦なく降っています。


ラジオの音だけが響く凛とした静けさのりんご園で、今自分は何ができる


か、何をすべきかと色々考えます。先日我が地域のJAでも被災地へりんご


1,400ケースを送ったそうです。僕も可能ならすぐにでも、手持ちのり


んごを送る準備が出来ています。目下のところ被災者のために我々ができる


事は、目に見えづらいですが、義援金、節電、燃料や食料等を必要以上に買


わないといった事だと思います。被災地の事を思うなら、少しくらいの不便


を厭ってはいられません。