2014年産りんご、総評

 りんごの荷造り・出荷作業も、ようやく落ち着いてきた今日この頃。今月


はりんご樹の葉っぱが落ち切らないうちにまとまった雪が降ったため、幹が


空洞化した老木や、落葉しにくい“トキ”という品種などで欠損被害があり


ました。想定外と言わず、もっと補強していればと反省です。

上記写真は今月5日の様子ですが、車でりんご園まで行く事が出来た最後の


日となりました。あとは雪やぶをこいで歩いて剪定しに行く事になります。


冬は体重が増えがちなので、よい運動になります。


 さて2014年産りんごについてですが、総じて台風などの大きな被害もなく


また早めの開花という事もあり玉伸びは良く、晩夏から初秋にかけて残暑も


なくて着色も良好で上出来でした。ただ、12月上旬の青森県りんご品評会に


出かけ、全般的に糖度が昨年産よりも1度くらい低めだなと感じました。

上位入賞者も13度台が多く、15度がちらほらといった具合でした。10


月下旬から11月上中旬にかけての冷え込みがあまりなかったためだと思い


ます。気候条件はどうにもなりませんが、そんな時でも安定して糖度がある


りんごを収穫したく、土についてもっと深く考えていく必要を感じました。


因みに私も毎年品評会へは出品していますが、今年は入賞できませんでし


た。

(葉とらずふじ部門)

剪定士6期の仲間が“葉とらずふじ”の上位に入賞されていました。おめで


とうございます。今冬の講義でも色々学びたいです。