青森県津軽地方は、断続的に雪が降り、真冬日が続いています。庭の除雪
を行い、あとは自宅で事務仕事や読書といった具合です。
さて先日りんご関係の会議後の懇親会でもでしたが、農村の寄合などでは
“パチンコ”の話題を必ずと言っていいほど耳にします。僕は時間もお金も
無いのであまり興味が湧きませんが、雪で閉ざされた田舎の大人には、魅力
的な娯楽なのかも知れません。我が黒石市には、木造のアーケード“こみ
せ”など風情ある街並みが残り、りんご園や田んぼも多く自然豊かなのです
が、パチンコ屋の数も多い気がします。
若宮健さんの『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』を読みましたが、
パチンコ業界について分かりやすく書かれていて、パチンコ禁止への情熱が
伝わってきます。パチンコは大麻より依存症が危険であると。
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僕は以前パチンコ屋でバイトをした事がありますが、店員の多くが自らパチ
ンコをし借金があったり、パチンコが原因で自殺する人や財産を失う人など
自己責任と反論されるかもしれませが、パチンコによる弊害は大きいと感じ
ます。
お隣韓国ではパチンコが全廃されましたが、日本では一筋縄ではいかない様
です。主な3つの理由は、
1、政治献金を受け、パチンコ業界を擁護する政治家
2、パチンコ批判をしない、広告主に弱いマスメディア
3、警察官僚の天下り先としてのパチンコ業界
気晴らしや遊び程度のパチンコにとどめておければ良いのでしょうが、パ
チンコ依存症になってしまった人たちや、パチンコによって苦しむ人たちを
出さないためにも、韓国を見習って行政に手を打ってもらいたいものです。