病害虫マスター研修

 今日は午前中雨が降り続き、干ばつ気味の畑には恵みの雨となりました。


そんな中、第2回目の病害虫マスター研修が行われました。午前中の講義は


眠くて大変でした。午後は予察ほ場で病害虫の生態観察。2週間前に訪れた


農薬無散布の一画は、さらにひどい状態になっていました。

一番厄介なのが「モモシンクイガ」という害虫です。幼虫が果実内に入り込


み中を食害。果実の表面には針で刺したくらいの小さな跡があり、外見から


はなかなかわかりにくいです。「はりとうし」とも言ったりします。そんな


りんごが市場に紛れると信用問題です。

(モモシンクイガの成虫)

りんご研究所の無農薬のほ場は、ほぼモモシンクイガにやられてしまうそう


です。減農薬に取り組むうえで大きな壁です。生態や農薬を勉強して散布間


隔をあけるなり、袋をかけるなどの耕種的防除など総合的に対処が必要だと


思います。来年は慣行防除の5割減の「特別栽培農産物」に取り組んでみよ


うと考えています。


また今日の研修では、黒星病の感染予察機(メトス)なども見ることができ


大変有意義でした。