低コストで効果の高い薬剤散布を目指して

 昨日は、昨年の9月以来久しぶりに、「病害虫マスター研修」が行われま


した。1年を通して10回ほど講座があるのですが、終盤になってくると、


同じ空間で学び、一泊で他県への研修などにも行った事から、仲間意識を感


じるようになってきました。


「病害虫マスター研修」には、青森県内のりんご関係市町村か40人ほど参


加しているのですが、今回はそれぞれ昨年の防除について発表し、問題点な


どについて先生方がアドヴァイスをしてくださるという内容でした。手元に


はそれぞれの防除歴のコピーが配られたのですが、とにかく薬剤も回数も多


いなと感じました。


僕は昨年、県の“特別栽培農産物”という認証制度を念頭において防除に臨


んだので、成分回数でみんなのおよそ半分でした。この研修に申し込んだの


も、病害虫の生態や発生予察、薬剤の知識を深く学んだ上で、薬剤散布を極


力減らしていきたいと思ったからです。


ただ、無農薬が目的化してしまわない様にし、味重視でお客様に美味しいと


言っていただけるりんご栽培をしていこうと考えています。