りんご栽培史の歯車として

 今年は3月に入ってから雪の日が多く、山間の当園では、積雪が平年より


多く70センチほどあります。


 さて先日20日で、青森県剪定士養成事業2年目を無事終了。最終日はワ


イ化樹の整枝・剪定でした。

ワイ化栽培は、常に一定の範囲に樹冠を収めなければならず、枝を切りかえ


すポイントが重要だと思います。我々4班の講師は、板柳町の中畑元男さん


でした。講師陣の中でも特に理論的に教えてくださる方で、“年次”を意識


した整枝・剪定はとても勉強になりました。


今回は、班ごとにですが、講師と仲間が見ている前で剪定を行うという事も


やりました。緊張しっぱなしでしたが、色々な意見や指摘があり、大変有意


義な経験となりました。


おそらく、剪定士の肩書が欲しくてこの養成事業に参加している人は、誰も


いないと思います。先人達が築き上げてきた剪定技術を、それぞれの地域、


また後世へと伝えるための、青森県りんご栽培史の歯車といった感じでしょ


うか。残り一年、楽しみながらがんばります(^_^)