2013年産りんご、総評

 早いもので、2013年も残りあとわずかとなりました。今年は自分がり


んご栽培を始めて以来、最も厳しい環境だったといっても、過言ではありま


せんでした。

2年連続での豪雪による、りんご樹枝の欠損。春には観測史上2番目となる


開花の遅れ。追い打ちをかけるかのように、6月の観測史上最少雨。これら


の影響がやはり大きいようで、県下全般にりんごの玉伸びが悪く、小玉傾向


です。収穫量も、りんご樹の枝の欠損と小玉傾向に伴い、平年より大幅に少


ない40万トンほどの見通し。


当園でも小玉傾向を否めませんが、冬期間は雪に埋もれたりんご樹枝の堀上


げ、開花の遅れに対しては人工授粉の徹底、干ばつには灌水と、こまめに対


策したおかげか、平年並み近くまでもっていく事ができました。


食味の方は、メインの“サンふじ”は比較的蜜入りが良く、甘酸的和で満足


の仕上がりです。味に関しては、さっぱりとした後味ながらも深さと濃さを


追求して、土づくりを研究し、毎年進化していければと思います。


 2013年産は、価格改定させていただいたにもかかわらず、多くのお客


様からご注文いただき、大変ありがとうございました。2014年産もご愛


顧いただけるように、全力でがんばります!