ねぷた 台上げ

 今日も真夏日近くまで気温が上がり、暑い一日でした。


あと一ヵ月もすると青森県では各地でねぷたねぶた祭りが開催されます。


青森ねぶたや弘前ねぷた五所川原のたちねぶたは全国的に有名ですが、こ


黒石市では、弘前市に代表される扇ねぷた青森市に代表される人形ねぶ


たが一緒に楽しめ、合わせて約70台のねぷたが出陣します。


僕の地域では人形ねぷたを制作しているのですが、今日、台上げと言って、


人形を台車にセッティングする作業を行いました。


ねぷた祭り期間は約一週間と短いのですが、そのためには春から準備に取り


掛かっています。針金で躍動感のある人形の骨組を作り、電気の配線をし、


それに一マス一マス和紙を貼っていくそのどれもが芸術的で、それにねぷた


囃子が加わると独特の空気が漂います。夜ねぷた囃子を奏でながら、威風


堂々と練り歩くねぷたはとても幻想的です。


 寄付に頼る部分が大きいねぷた運行は、不景気のあおりを受けてなかなか


厳しい状況です。加えて少子高齢化やライフスタイルの多様化で、運行に携


わる人手不足の問題も深刻な感じです。


そんな中でもどうにかこうにか出陣できそうです。今年の題材は、映画『レ


ッド・クリフ』でも人気の「諸葛孔明」です。機械仕掛けもあったりするの


で、是非観にいらしてください。「黒石ねぷた祭り」は7月30日から8月


5日までです。