由緒ある果物

世間はワールドカップ一色といった感じですが、岡田ジャパンの勝利と並

ぶくらい話題になったのが、小惑星探査機“はやぶさ”の地球への帰還で

す。7年にわたり60億キロメートルを旅し、ミッションを成し遂げた“は

やぶさ”に感動し、日本の科学技術の高さを誇りに思います。

 さて宇宙つながりで、先日宇宙ステーションから地球へ帰還した野口聡一

さん。帰還した直後、民族衣装でりんごをかじっていた映像をおぼえている

でしょうか?りんご栽培をしている者の性なのか、気になって調べてみまし

た。野口さんを乗せた宇宙船は、カザフスタンの草原に着陸。カザフスタン

はりんごの栽培品種の発祥の地とされている所です。JAXA(宇宙航空研究開

発機構)に宇宙飛行士とりんごについてFAXで問い合わせたところ、電話で回

答をいただいたのですが、その地の慣行だそうで、詳しくは分からないとの

事でした。おそらく、りんごの栽培品種の発祥の地だからでしょう。また、

ニュートンのりんご”にひっかけ、りんごの重さで重力を感じてもらう意

味もあるのかなと。

“アダムとイヴのりんご”、“ニュートンのりんご”など、由緒ある果物の

栽培をしているんだと改めて思いました。