ねぶた解体

 今日は気温が上がり春らしい陽気の中、昨年度のねぶたの解体作業が行わ


れました。

我が黒石市では、7月30日から一週間ねぶたが運行されるのですが、その


ために今頃から準備を進めていきます。人形の骨組みを作り、電気を配線


し、紙を貼り、色を付けて仕上げるのに数ヶ月かかるものが、数時間で跡形


もなく解体されてしまいます。


何かはかなさを感じますが、だからこそ荘厳で美しく、津軽の短い夏だから


こそ熱くなれるのかも知れません。


 また、ねぶたの準備や運行には人手が必要ですが、ライフスタイルの多様


化や少子化の影響などで集まってくる人が少ない現状です。ねぶた運行の意


味をもう一度考えて、今までの運営の仕組みを変えていかないと、早晩行き


詰るのは目に見えています。変わらないために変わる必要がある気がしま


す。