最近の津軽地方は、最高気温が10℃くらいで推移して、だいぶ春らしく
なってきました。りんご園での作業も徐々に忙しくなってきます。
カルシウムは土壌を中和する土壌改良剤の役割のほかに、作物の味を向上さ
せると言われます。りんごの硬度が比較的増してシャキッとした食感が、美
味しさにつながるのではと思います。葉面散布により葉からカルシウム剤を
吸収させる方が安く効率的なのかも知れませんが、何かりんごに負担がかか
っている気がします。点滴やサプリの様に養分を与えるよりも、しっかりと
した食事として根から吸収される方が、生理的にもいいだろうし、健康的な
気がします。
我が家のりんご園には、樹齢を重ねた大きなりんご樹が多いので、その根も
立派なものです。根の水平方向の広がりは、樹冠の広がりより大きいのが普
通なので、片付けるのに一苦労です。しかし、樹齢を重ねた樹にこそ味わい
深いりんごが実をつけるので、大切に維持していきたいです。
倒した後には、新しい苗木が植えられ、少しずつですが世代交代が行われま
す。
このように、収穫の秋に向け、着々と準備をしていきます。