旅の季節

 連日のふじへの袋かけ作業も一段落し、春の農繁期を脱出しつつありま


す。りんごづくりでは夏と冬が比較的時間に余裕が出来るので、研修旅行な


どが行われたりします。僕は一応、農協の青年部に属しているのですが、今


年も8月に3泊4日くらいで北海道に行くそうです。青年部員の親睦を図る


のが一番の目的で研修のほうは申し訳程度という感じかもしれません。今回


も用事があり参加できなくて残念なのですが、今後は研修色をちょっと出し


て長野・群馬方面に行ってみたい気もします。


ただ純粋に行ってみたい所は、山口県をメインに福岡・大分県などです。僕


司馬遼太郎の小説が好きなのですが、幕末から明治の動乱期に、伊藤博


文、木戸孝允高杉晋作、山形有朋、大村益次郎など日本を動かした多くの


人材を輩出した風土というものを直に感じてみたいと思ってます。司馬遼太


郎の『花神』という小説を読んだこともあり、以前東京へ行った時は早朝靖


国神社を訪れ、大村益次郎銅像を見た時は感無量でした。


この夏は、趣味と実益を兼ねた有意義な旅をしたいです。

靖国神社大村益次郎銅像