春の農繁期突入前に

 こちら青森県津軽地方は、穏やかな春の日が続いています。弘前公園の桜


も、先週末が満開。幹線道路沿いに植えられている桜たちは現在、葉っぱが


出てきて少しずつ花びらが散りはじめています。


りんごは葉が出た後に花が咲くのですが、今は蕾が薄っすらピンク色がかっ


てきました。来月からはいよいよ忙しくなってきます。春の農繁期突入前に


やっておきたい事はたくさんあります。まずはりんご樹の更新。フラン病な


どにかかり回復の見込みがないものはやむなく伐採し、新しい品種や系統の


良いものを植えていきます。また、伐採してしまうと新たに植えた樹にりん


ごがある程度実るまで10年近くかかるので、高接ぎと言って、接ぎ木で有望


品種や良い系統へ一挙更新したりします。


 剪定や伐採されたりんご樹たちは、薪となります。薪を割って積んでおい


てある程度乾燥させておきます。

以前はマサカリで割っていましたが、節があってどうしても割れないものも


あるので、現在は撒き割り機械で作業を行います。


 フラン病の処理もとても重要です。りんご樹が死んでしまわない様に、発


見次第泥まきなどの処置をします。これを後回しにすると大変な事になりま


す。


 そして今年は、りんご園に建つ土蔵の修理。こちらは大工さんにお願いし


ましたが、土台や柱が腐っていて倒壊寸前でした。


中も今は使わないものでカオスと化していたので、整理して有効活用したい


と思います。下記写真は昔使用していた木製のハシゴたち。

地域によっては今も使われている方も見かけますが、アルミのハシゴノ比べ


て重いですし、ステップの幅が狭く足が痛くなりやすいので、この辺ではあ


まり見かけなくなりました。