剪定は地道に

 こちら青森県津軽地方は、朝の冷え込みが特に厳しい今日この頃。風邪も


大分良くなり、ぼちぼち剪定を再開しました。まだ頭がぼーっとして目まい


がするので、慣らし運転の様な状態です。


 剪定は、りんごの品質を最も左右し、りんご作りの要と言われます。そし


て、氷点下の極寒の中で行う時もあり、主体的に臨まないと、寒くてやって


られないだろうし、高品質のりんご栽培になかなかつながらないと思いま


す。剪定用語などの基本は教科書で勉強した上で、より多くのりんご樹に向


き合う事が、上達のポイントではないかと思います。そして、剪定の経過観


察もしっかりと行い、定期的に仲間と情報交換、剪定論義をしていく。しん


しんと雪が降る中、はたまた真冬の凛とした空気に包まれての剪定は、とて


も孤独の作業に感じられます。1人での戦いです。


先月末頃行われた、第6期剪定士会総会に出席してきたのですが、その時何


かホッとした感じがしました。同じ志を持ってそれぞれの地域でがんばって


いて、戦友といった印象です。家族とはまた別の安らぎがあります。


ただ、剪定はあくまでもりんごづくりの手段。本末転倒にならない様に肝に


銘じないといけません。


 今月13日は、黒石剪定士会の技術検討会および総会があります。こちらで


は昨年3月に6期の剪定士となった私含め4人が、OBや若者の前で剪定実技を


行います。昨年は思う様に言葉が出て来なかったので、今年は自分の息子が


就農したと仮定し、それに教えるつもりで臨もうと思います。

上記写真は剪定とは関係ないですが、前日近場の津軽伝承工芸館へ妻とチビ


ッ子と出かけてきた時の様子です。かまくらや巨大雪だるまと楽しめます


よ。