仕上げ摘果の重要性

 台風8号の進路を注視しながら、当園では仕上げ摘果を行っています。仕


上げ摘果とは、1回目の実すぐりで見落とした個所や、果実の肥大に伴い品


質の良し悪しがはっきりしてくるので、変形果やツルの細いもの、ツルもと


のくぼみの浅いもの、葉数が少ないものなどを摘果し、厳選して品質の良い


果実だけを残す作業です。りんごで生計を立てている方は、一通り実すぐり


を行う事と思いますが、どうしても見落としなどがあるので、仕上げ摘果、


通称“2番すぐり”をいかに徹底して行うかが、高品質りんごを収穫するポ


イントとなります。また、過着果は来年の花芽形成にも悪影響を及ぼすので


“剪定”と並びりんごの品質を左右する、重要な作業と言えます。


本日は早生種、中生種のワイ化園の仕上げ摘果を行いました。

上記写真は、8月下旬頃収穫の“恋空”という品種です。肥大も進み、大き


いものでは60ミリ前後です。

枝もりんごの重みで垂れ下がってきたため、仕上げ摘果と同時に、紐で枝を


吊りあげてやります。


9月初旬収穫の“きおう”という品種も下記の通り、順調に生育中です。

蒸し暑い中ですが、来週いっぱいでの仕上げ摘果終了を目標に、気合いを入


れてがんばります!