りんごの値段

 少しずつですが気温が上がってきて、雪が減り始めてきたのを感じる今日


この頃。りんご販売の方は、皆様のおかげでほぼ完売となりました。香港か


らも問い合わせがあるなど、とても有り難く、また拙い英語でのメール対応


で申し訳なく思います。


 さて先日、電話でお客様から「お宅のりんごの値段、安いけど何かある


の?」と聞かれました。確かに比較的安めの価格設定ですが、何かワケあり


なのかと思われてしまうぐらいなのかなと、価格設定の難しさを感じまし


た。県が認証する無化学肥料・減農薬でのりんご栽培で手間がかかるため、


高めの価格設定でも良いのかもしれませんが、価格を決める要素として、①


コストに一定の利幅を乗せた値、②市場における競合の価格水準、そして③


顧客にとっての価値。これらを考慮して価格を決めたのですが、最も重要視


したのが③です。りんごは嗜好品で高いというイメージがありますが、普段


から食卓に上がっていて、気軽に食べられるものであって欲しいという気持


から、現在の価格設定にしています。もちろん、特選から家庭用りんごまで


3段階の等級があるので、使い分けてもらえれば幸いです。


なお、最近読んだのですが、岩瀬大輔さんの『132億円集めたビジネスプ


ラン』と言う本は、価格設定はもちろん、ビジネスプランを作る際必要な事


が、分かりやすく丁寧に書かれていて、とても参考になります。

132億円集めたビジネスプラン

132億円集めたビジネスプラン