自然を受け入れて

2年前の今日、津軽地方の広い範囲に雹が降り、我が家のりんごはほぼす

べて傷がついてしまい、途方に暮れた事を思い出しました。あの降雹被害を

機に、ネットを始めとする販売チャネルの重要性を痛感し、本気で取り組み

始めたんだなと。

 さて最近は暑い日が続き、りんご園もだいぶ乾いてきて、そろそろひと雨

欲しいところです。近隣のりんご園では昨日、スプリンクラーで散水してい

ました。


僕は灌水施設の組合に入ってませんし、加入も考えていません。費用が高い

という事もありますが、りんごの樹を甘やかさない方がいいと思うからで

す。“スパルタ農法”の様に、あえて極限まで水をやらないわけではありま

せんが、天気を受け入れる!その方が、りんごの根が水を求めて地下へと伸

びようとするのではと思うし、“永田農法”の様にスパルタ的な方が農作物

の糖度が増します。

また、まだしっかり根付いていないりんごの若木は、刈り取った草や田んぼ

からの稲ワラで覆ってやり、保湿してやります。

りんごを肥大させるために灌水施設を利用するのもいいですが、味重視の自

然を受け入れたりんご栽培をしていこうと思っています。

でもそろそろひと雨が欲しい…