裁判を考える

今朝の朝刊に、りんご園地差し押さえと言う記事がありました。

(東奥日報 2010年3月19日付朝刊)

りんご果実での債権回収を目的とする園地差し押さえとの事ですが、自分で


もりんごを栽培し販売しているので、何か他人事じゃない様な気がします。


差し押さえの是非は何とも言えませんが、被害者、加害者、被告、原告、ど


の立場にいつ自分が置かれるかわかりません。そして昨年5月からは、裁く


側として裁判員になる場合もあり得ます。


 幸か不幸か、自分も含めて周りで裁判員になったなどの話は耳にしませ


んし、僕としては、裁判は法律の専門家である裁判官に任せるべきだと思っ


ています。民意の反映と言いますが、恣意的な裁定で法への信頼が揺らぐお


それがあります。


しかし、昨年の5月から制度が始まった以上、関与せざるを得ない場合でも


積極的に、人生、社会全体にプラスになるように、口うるさい国民にならな


ければと思います。

なりたくない人のための裁判員入門 (幻冬舎新書)

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上記の本は裁判史から裁判員の心構えまで、裁判を一通り理解するのにお勧


めです。


また、最近『死刑と無期懲役』という本を読みましたが、裁判員は色々な立


場、角度から物事をみる事が必要だと感じます。

死刑と無期懲役 (ちくま新書)

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