支会のりんご品評会が開かれる日は雪の日が多いのですが、今年は曇り
空。支会員約20人が、“サンふじ”というりんご1箱(個数にして50
個くらい)を出品し、色、、形、大きさなどの揃い具合を競います。極端
に1個だけ完璧すぎるりんごがあっても、逆にそれが全体の調和を乱しま
す。
りんご協会の品評会では、糖度などもチェックしたりしますが、僕は最近、
“見た目”を競う品評会に意味があるのかなと思ったりもしていました。
それよりは、剪定の技術や栽培管理、りんご園の有効利用などを、10ア
ール単位で評価する“立木品評会”の方が重要だと感じ、今年は今まで目
標としてきた先輩に点数で若干上回って、自信がついてきたところでした。
そんな気持ちで臨んだ“1箱品評会”だったので、金賞だとわかった時は
これもひとえに、諸先輩方のご指導のおかげだと思っています。地域で切
磋琢磨して、より品質の良いりんごの生産につながればと願います。
また同時に、見た目より食味を重視した“葉とらずりんご”にもどんどん
取り組んでいきたいと思っています。