稲ワラは貴重な資源

 今日は「世界一」というりんごの実回し作業です。世界一という名前の通


り、大きなものでは1㎏を超えるりんごです。今年は全般に、平年よりも熟


度が早いようです。


 さて、今月下旬頃から我が地区でも、稲刈りが始まる見込みです。新米が


楽しみなところですが、コンバインで刈り取った後の稲ワラの焼却問題があ


ります。稲ワラは良質な堆肥になるのですが、田んぼからの運搬の手間など


から、そのまま焼却されてしまいます。その煙が、道路の視界を妨げるなど


の公害になります。


うちでは自分の田んぼはもちろん、可能な限りワラをもらい受けています。


煙害も減り、良質な堆肥にもなるので、一石二鳥です。フォークを使って人


力で集めるのにも限度があるので、ワラを集める機械の購入も考えていたの


ですが、最近では企業が無料で稲ワラを回収したり、市町村なども動き出し


ています。需要と供給のマッチングシステムがある程度確立すれば、自然と


煙害もなくなるはずです。僕も稲ワラを有効に使い、無駄のない循環型農業


を実践していきたいと考えてます。