2009全国リンゴ研究大会に参加

 岩手県で開催された「全国リンゴ研究大会」では、二日目の園地視察で農


業研究センターを訪れました。そこでは、岩手県オリジナルの品種、「黄


香」と「岩手7号」をみることができました。


「黄香」は、「つがる」に「プリシラ」を交配し、その実生から「岩手6


号」として選抜・育成したもので、平成17年に品種登録。陽光面に紅色が


差す事もあり、甘酸適和で果汁が多いそうです。青森県では10月上旬に収


穫で、当日は残念ながら食べられませんでした。


(黄香)

青森県では、岩手県オリジナルの早生の黄色りんご「きおう」がかなり栽培


されてきています。中生種の黄色りんごとして青森県で急速に普及してきて


いる「トキ」ほど「黄香」は樹勢が強くなく扱いやすそうなので、この先青


森県でも普及してくる予感がします。ただ、胴割れがみられるそうです。


そしてもうひとつの「岩手7号」。


青森県では10月上旬収穫の赤いりんご。着色良好だそうです。はたして、


その時期の競合品種の「弘前ふじ」や「昂林」に太刀打ちできるか楽しみで


す。