先日「エヴァンゲリヲン」の劇場最新作を観てきました。日曜日の最終で
したが、予想以上の観客で50人くらいはいたと思います。
『エヴァ』はロボットアニメとは一線を画し、『エヴァ』というジャンルを
確立しています。社会現象にまでなりその後はパチンコ台でも使われ、知名
度はかなり高いです。
そのようにファンを惹きつける要因は、一言で言うと“ユニークな世界観”
に尽きるのではないでしょうか。細部にこだわったメカや聖書などに由来す
るネーミング、ヒトのようなロボット、人間の孤独感や不完全さを描き出し
たりと、とても斬新です。今回は新キャラも登場したりと、コアなファンに
とってはたまらなかったと思います。また、ストーリーを観客に委ねる手法
も魅力なのかなと。
僕は高校生の頃、『エヴァンゲリヲン』が『不思議の海のナディア』と同じ
制作会社・監督だと知り、友達に薦められて観はじめました。『ナディア』
はだいぶ前にNHKで放映されていたアニメですが、ジュール・ベルヌの『海
底二万海里』を原作に、“バベルの塔”や“ミッシングリンク”など聖書や
庵野秀明監督はじめガイナックスが制作したこの二つのアニメは、ゴーギャ
ンではないですが、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこ
へ行くのか」という深いテーマを共通して含んでいる気がします。
初めて観る人でも、映像演出も大胆で純粋に楽しめると思うし、その世界観
に圧倒されるに違いありません。