農協の存在意義

 今日は午後から、農協のりんご精算報告会に参加しました。りんご生産者


のほとんどが、多かれ少なかれ農協へりんごを出荷しているのではないでし


ょうか。理想的には直売所やネット通販などで消費者へ直に販売しきれれば


いいのですが、少なくとも産直をメインに、農協、市場、業者、イベントな


どでの対面販売など、販売チャネルを複数持つことはリスクを分散する上で


必要かと考えます。


農協などでは販売上、メインのふじなど晩生種のりんごの精算は、翌年の6


月になります。去年産は雹・霜害やツル割れ障害により、近年まれに見る安


値精算になりました。加工りんごの量は、平成3年の台風19号の時より多


いそうです。


こういう厳しい情勢の中、組合員からはひっきりなしに強い口調での意見や


要望が出されました。要するに、農協はもっと組合員の立場になって考えて


くれという事です。


農協は信用・共済事業で成り立っていて、農業協同組合の体をなしていない


など批判は多いですが、生産者の気持ちになって農産物販売のほうにもさら


に力を注いでもらいたいものです。