試行錯誤のりんご薬剤散布

今日も暑い一日で、夏日になりました。「ふじ」というりんごの袋かけ真


っ最中なのですが、アブラムシがかなり発生していて、果実にまで付着して


います。高密度にならない限り実害はないとの事ですが、近々「りんご病


虫マスター研修」の第2回目の講義が行われるので聞いてみたいと思いま


す。

因みに、第1回目の研修では、りんご研究所敷地内の農薬無散布の畑を見学


しました。黒星病が目立つものの、予想以上にたくさんのりんごの実がつい


ていました。しかし、しばらくすると果実に入り果実内を食害する「モモシ


ンクイガ」によって、ほぼ全滅だそうです。


昨今、食の安全・安心の高まりの中で、木村秋則さんの無農薬・無肥料の自


然栽培が脚光を浴びていますが、高温多湿の日本では、無農薬のりんご栽培


はまさに奇跡です。


病害虫の生態などを学び、そしてしっかり観察して、必要最低限の防除は致


し方ない気がします。いくら無農薬だからと言って、病害に侵されたり害虫


に食べられたりしたりんごをあなたは食べるでしょうか?

(赤星病に侵されたりんごの葉)