命がけのタケノコ採り

 昨晩から雨が降り始め、今日も一日降り続きました。雨がっぱを着てりん


ごの実すぐりをしていると、携帯が鳴りました。「助けてくれ!」と言う、


先輩からの電話でした。話を聞くと、先輩二人でタケノコを採りに行き、途


中で車が横転して動けなくなったとの事。ワイヤーやロープを持ち、途中も


う一人の助っ人と一緒に現場に向かいました。


現場は、タケノコ採りの間では有名な場所で、普通の車はもちろん、キャタ


ピラの運搬車でも登るのが困難な所です。そのぶん、人間に荒らされずに、


良質のタケノコがいたるところに生えています。車高を高くし軽量化した特


殊な車に、チェーンを巻いてやっと登れる感じです。


 四人で何とか車をおこしました。なんと、先輩二人は怯むことなくそのま


まタケノコを採るため奥へと車で登って行きました。すごいバイタリティー


です。事故が無いよう願いつつ、僕は戻りました。


 夕方、先輩がわざわざ大量のタケノコを持って来てくれました。苦労して


採ってきてくれたタケノコ、大事に頂きたいと思います。