最近『コメ国富論』という本を読みました。
- 作者: 柴田明夫
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
環境や気候的に、日本の農業の潜在力は低くなく、米の市場をオープンにし
て、米を増産して輸出すべきだという内容でした。
確かに、日本は平地が少ないけど、豊かな自然がり、豊富な水があります。
米の価格維持のための減反政策などは、農地が活用されず、消費者よりも生
産者に比重を置き過ぎるなど、弊害のほうが多い気がします。
減反をやめて、米の市場をオープンにすると、海外から安い米が入って来る
だろうし、国内でも需要に対して供給が過剰になり、米価は確実に下がると
思います。
消費者にはもちろんいい事ですが、米農家も大規模化が進み、長い目で見る
と、国際競争でも日本ブランドの力を発揮できるのかもしれません。
構造改革に痛みはつきものです。痛みを和らげながら、長期的にみて良い方
へ向かうように、政治の動向を見守り、選挙等で自分も主体的に考えていき
たいと思います。