りんご加工品パッケージ考察

 28、29日と、田んぼの生産組合のオペレーター6人で、研修兼慰安旅


行に出かけました。全員が山間でりんごづくりをしているので、行先は普段


見ることのない海沿いの方になりがちです。今回も例にもれず海岸沿いを、


青森市から蟹田を通り、三厩、竜飛、小泊などを経由して深浦まで、太宰治


が小説『津軽』で辿った道のりを車で走りました。


行く先々の市町村には、だいたい道の駅や産直などがあり、そこに立ち寄り


特産品などを見て歩きます。青森県だけに、りんごジュースやお菓子など、


りんごを使った加工品がかなりあります。しかし、だいたいどこも同じ商品


を扱っていたりして、特色を出しきれている所は少ない感じがします。


僕はりんごづくりなので、ついついりんごジュースなどの加工品のパッケー


ジに目がいってしまうのですが、個性的で面白いものはめったにお目にかか


れません。因みに、こないだ新聞に載ってた、僕が面白いと感じたパッケー


ジを紹介します。

エコロジーの意識が高く、包装の簡易化傾向にある中からは、なかなか出て


こないアイディアだと思います。高級感や贅沢感があり、こだわりのりんご


ジュースの価値をさらに高めています。


 また、今回の旅行で気づいたことは、どこの道の駅や観光地でも、現役を


引退した、いわゆる団塊の世代と思われる人たちの多さです。バスで集団で


やって来て、かなり買い物をしています。そういう人たちのニーズに合った


商品を考えていかないといけないなと思いました。

因みに上の写真は、日本海沿いの深浦町の宿で食べた夕食です。